お正月遊びをする家庭は減ってしまいましたが、そんな今だからこそ、保育園で子どもたちに日本の伝統の遊びを教えることが必要なのではないでしょうか? 子どもたちが大きくなった時に、またその子どもたちにお正月遊びを伝える。そうして伝統は受け継がれていきます。
本記事では、室内でできるお正月遊び6つご紹介します。保育園や幼稚園でもできる遊びなので、日本の伝統的な遊びを残すためにも、遊び方を覚えておきましょう。
子どもに教えたい正月遊び
お手玉
お手玉は、手のひらサイズの布袋に小豆や米、実などを入れて縫い合わせた、日本の伝統的なおもちゃです。2個以上手に持ち、ジャグリングの要領で玉を左右の手で入れ替えて遊びます。
上手な人は4個、5個と巧みに操りますが、子どもなら2〜3個でチャレンジさせてみてください。お手玉は柔らかいので安心して遊ばせられます。
先生がお手本を見せるために、練習をしておいたほうがいいかもしれませんね。お手玉の遊び方もいろいろあるので、動画を参考に技を覚えてみてください。
福笑い
福笑いは手軽にできて、かつ子どもが楽しみやすい遊びです。伝統的にはおたふくやひょっとこのイラストで福笑いをしますが、アンパンマンでもドラえもんでも何でも構いません。
福笑いはやっている子どもも楽しいですし、見ている子どもたちも楽しめます。福笑いは完成を目指すわけではないですし、失敗を楽しめるという、なかなか珍しい遊びです。
こま回し
「お正月」の歌で「こまをまわして 遊びましょう」と歌っているように、こま回しは代表的なお正月遊びのひとつです。こま回し大会をしている保育園や幼稚園もあるので、小さい子どもでも遊べます。
こま回しにはコツがいりますが、難しい遊びではありません。むしろ子どものほうが大人より早く習得して、どんどん回して遊ぶかもしれませんね。
こま回しは、こまを投げる遊びなので、子ども同士がぶつからないように注意してあげてくださいね。
けん玉
けん玉は、競技になるほど人気の遊びです。お正月限定の遊びというわけではないですが、日本の伝統的な遊びを教えるのに避けては通れないでしょう。
けん玉の遊び方はとても簡単なので、子どもに教えたらすぐ覚えます。玉の穴を突き刺す技を「とめけん」と呼ぶのですが、それをクリアするだけでも子どもたちは熱中しそうですね。
かるた
かるたも伝統的なお正月遊びです。毎年、競技かるたの名人位・クイーン位決定戦がお正月に開催されます。
かるたはもともと、子どもが遊びながら単語を覚えられるように考案されたもので、いわば教材の一種です。動物などのイラストがかかれたかるたで、楽しませながら単語を覚えさせましょう。
めんこ
めんこは、もともと粘土で作られていたそうです。素材はさまざまで、泥・鉛・紙などで作られていました。ダンボールでも折り紙でも作れるので、固めの紙があればめんこで遊べます。
めんこは互いにひっくり返しあい、取っていくという遊びなので、やり始めると熱中します。大人のほうが懐かしさで夢中になってしまうかもしれませんね。
子どもたちにお正月遊びを伝えていこう
伝統は伝えていかなければ、忘れられてしまいます。今の子どもはゲーム機など遊び道具がたくさんありますが、お正月遊びも楽しいものだよと伝えるのも大人の役目です。
けん玉は世界大会が開催されるほどメジャーな遊びですし、漫画の「ちはやふる」の影響で競技かるたの知名度も上がっています。お正月遊びはみんなでワイワイ楽しむものなので、それを子どもに伝えられたらいいですよね。
おわりに
凧揚げや羽子板も伝統的なお正月遊びですが、今回は室内でできる遊びに限定しました。手作りができる遊びもあるので、裁縫や折り紙で作ってみるのもいいかもしれませんね。
先生も遊んだことがないお正月遊びもあるかと思いますが、この機会に見直してみてはどうでしょうか。
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