年に1回きりの会社の忘年会。
それを楽しみにしているひとは非常に多いのではないでしょうか。
なぜなら、仕事を忘れ美味しいご飯をたべれるからです。
しかしある日、忘年会の幹事を任せられてテンションが下がってしまうことも。
決められた予算内で、お店を探さなければなりませんし、社員全員を満足させられるようなことも考えなければなりません。
そこで、忘年会の幹事に指名された場合、どうやってうまく乗り切れるのかを一緒に考えていきましょう。
Contents
忘年会とはそもそも何を意味するもの?
1年に1度ある忘年会。
社員全員が集まって、バカ騒ぎして美味しいものが食べられる。
なんとなく、このようなイメージをしているひともおおいはずです。
もちろん間違いではありませんが、幹事を任せられた以上、忘年会がどういうものかを知っておかなければなりません。
忘年会とは名前の通り、年を忘れる会のことを表します。
社会人ともなれば、楽しいことだけではなく苦しいことも、1年間は耐え続けなければなりません。
それらをすべて忘れるために、忘年会が開かれるというわけです。
また、忘年会は年が変わる前の12月に行われることが多いです。
忘年会は、ほとんどが会社の福利厚生で費用を賄ってくれるため、自分で支払うことがめったにありません。
つまり、タダでおいしいご飯やお酒を召し上がれるわけです。
ですから忘年会は、楽しみ以外のなにものでもありません。
ですが、悪夢は突然やってきます。
それが、忘年会の幹事に指名されることではないでしょうか。
忘年会の幹事とは、決められた予算内で美味しいお店を探さなければならない役割があります。
忘年会の幹事はあまり選ばれない新人
しかも、その役目は新人でもなく歴が長い社員でもなく、ある程度経験を積んだ中堅の役目といえます。
それはなぜでしょうか。
忘年会の幹事は、新人には荷が重く、変に負担をかかえてしまうことも少なくありません。
美味しいお店を探さなければなりませんし、失敗すると先輩や上司からクレームなんてことにも。
また、場離れしていない新人には、司会進行は難しいといえます。
それは、全社員との人間関係がほとんど構築されていないからです。
極端な話、どこかのセミナーで見知らぬひとたちの前で登壇するようなものです。
ある程度慣れた中堅社員が幹事役になる
ある程度、社歴が長く人間関係が構築されているであろう中堅社員。
そういうひとに限って、忘年会の幹事に選ばれます。
それは、同じ部署の人間もそうですが、他の部署の人間も把握しており、ある程度の人間関係ができているからです。
そのため、お店選びに失敗したとしても、笑って許してもらえる可能性もあります。
とはいえ1年の大切な締めくくりの行事のため、忘年会の幹事に選ばれたら事前にしっかり準備しておきましょう。
忘年会の幹事に選ばれたら前もって準備と予約をしておこう
忘年会を開催するにあたって、お店がないとどうしようもありません。
近くの喫茶店で開催するなんて、ありえないといってもいいでしょう。
ですからあらかじめ、居酒屋などのお店を調査しておく必要があります。
しかも、よく行くような大衆居酒屋を選んではいけません。
予算がかなり低く設定されている場合以外は、あまり行かないようなお店を選択するべきです。
たとえば、料理がおいしそうだったり、大人数でもいけそうなコース料理だったり。
また、お酒の種類にも気をつける必要があります。
料理の予算に比率を多くしてしまった場合、お酒がしょぼくなってしまう可能性も。
社員のなかには、お酒を楽しみにしていることもあるため、なるべく均等にしておくことが重要です。
とはいえ、外食しないひとにとってはお店選びはとても難しいもの。
ですから、事前にお店に電話してどのような内容なのかを聞いておきましょう。
また、忘年会シーズンは思っている以上に、予約が埋まってしまいます。
会社から日程をいわれたのであれば、かなり前から予約しておくことをおすすめします。
お店の場所選びも考えておこう
お店選びで大切なことが他にもあります。
それが、お店の場所選びではないでしょうか。
プライベートだった場合、美味しいお店があったとしましょう。
それ目当てで遠方まで足を運ぶひともいます。
たとえ、1時間かかろうが2時間かかろうが、美味しければそれで満足するわけです。
しかし、それを忘年会の場所選びにしてはいけません。
可能な限り、会社から近くまた、社員全員が帰宅しやすいような場所を選んであげることが重要です。
ただ、社員数が増えてしまうと、なかなかそれも難しいです。
そのときは、社長や役職者などの住まいを優先して、選択してあげるといいでしょう。
二次会の場所も念のため抑えておくこと
忘年会は、最初に行くだけのお店で終わらないことがしばしばです。
社員全員の気分が高揚し、テンションがあがっているため、二次会へのお誘いも考えられるわけです。
二次会は居酒屋もありますが、カラオケやボーリングなど、多岐にわたることがあるため、ある程度、場所の把握やすぐに予約できるように準備しておくといいでしょう。
また、ほとんどの社員が酔っ払っていることも考え、自分はなるべく意識を保つくらいの飲み方をしておくこと。
幹事は全員を見送り届けるまでが仕事です。
酔っ払いすぎて羽目をはずしすぎたら、他の社員のお世話になんてことも。
忘年会でのゲームを準備しておこう
忘年会はいわば、無礼講な時間でもあります。
社長や上司、部下、後輩など関係なく楽しんでいることでしょう。
そこで、場を盛り上げるのがゲームです。
そのゲームがあるだけで、より記憶に残る忘年会へと変わることでしょう。
しかし、ゲームといっても無限大にあるため、どれを選んでいいのかが解りません。
ですが、スマホゲームのような長い時間かかるものを選択してはいけません。
つまり、誰でも簡単に参加できて尚且つ、15分程度で終われるようなゲームが望ましいといえます。
たとえばじゃんけん大会だったり、クイズだったり。
もちろん、ただ参加するだけではそこまで盛り上がりません。
ですから、景品を与えることで、より一層盛り上がること間違いなしです。
景品も大きなモノは望まれません。
なぜなら、酔っ払いながら大きなモノを持って帰るのはしんどいからです。
そこで小さくて喜ばれるモノを選んでおく必要があります。
たとえば、商品券だったり、現金だったり。
また何かの食品1年分カードなども、喜ばれるのではないでしょうか。
あえてその場で爆笑されるような、しょうもない景品もアリです。
ただ、このようなゲームの景品にも予算が決められているため、上司に相談しておくべきといえるでしょう。
しっかり準備しておけば失敗しない
忘年会も、このように事前に準備しておけばほとんど失敗しないといえます。
極端な話、お店選びに失敗したとしても、盛り上げられることができれば、ひとまず合格です。
ですから、一次会だけにとどまらず、二次会や三次会など進んでいれば、忘年会の幹事は成功したと思ってもいいでしょう。
まとめ
忘年会は年に1度の行事です。
しかも、社員全員が全力で楽しむことができる行事のため、幹事がいかに重要かをうかがい知ることができます。
まさに、幹事の準備ひとつで忘年会の行方が変わってくるといえるでしょう。
「役に立った!」と思ったらいいね!してね(^-^)