世の中に会社は数えきれないほどあるなかで、1社を選んだのに全然働きやすくない、なんて思っているひとはどれくらいいるのでしょうか。
自分で会社を立ち上げて、思いのままできればいいですが、そううまくいくものでもありません。
ほとんどのひとは、冒険を恐れ正社員になって経験を積んでいくものです。
しかし、どこもかしこも働きやすい会社なんて存在しないわけです。
なぜそのようなことが起きてしまうのか。
そして、働きやすくするためにはどうすればいいのかを見ていきましょう。
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働きやすい会社の特徴とは
厚生労働省が発表したデータによると、働きやすくないと答えた社会人は3割を超えるものとなっていました。
つまり、3人に1人以上の社会人が、今の職場に不満をもっているということではないでしょうか。
では、働きやすいと思えるような職場は、どのようなものなのでしょうか。
人間関係が良すぎる
一にも二にも、働きやすい職場の特徴として、人間関係がとても良好ということではないでしょうか。
それはどんなものにも代えがたいもの。
どんなに仕事内容がイヤでも、しんどかったとしても、周りに共感や協力してくれる仲間がいるだけで、支えとなることでしょう。
それが、仕事を続けられる理由でもあり、働きやすい会社と思えるわけです。
福利厚生などがしっかりしている
就職や転職で、大企業を選択する理由のひとつとして、福利厚生が整っていることではないでしょうか。
大企業というネームバリューや安定感も魅力的ですが、それ以上に福利厚生も大切です。
たとえば、住宅手当や社宅の完備など。
だいたいは、家賃の何割かを会社が負担してくれるものです。
多いところでは、なんと半分も負担してくれることも。
もし家賃10万円のマンションに住んでいるのであれば、たったの5万円で済むということです。
就職や転職をすると、当たり前のようにありそうな制度ですが、これらの補助がある会社を見つけるのはとても難しいといえます。
とくに、中小零細ではそれが当てはまります。
また、大企業では残業代が全額支給されたり、有給休暇を当たり前のように使えることもあります。
家族手当などもそうではないでしょうか。
こどもが生まれると、毎月いくらか手当をいただけることもあります。
基本給が高い
すべての会社に当てはまるわけではありませんが、同業に比べて基本給が高いのは、働きやすい会社ということでもあります。
同じ仕事をするのであれば、1円でも多い会社のほうがいいに決まっています。
月に1万円違うだけでも、年収ベースで12万円も変わってきます。
賞与があれば、さらに差が広がってしまうというわけです。
有給休暇が取得しやすい
有給休暇は、社員にとってあたり当たり前のように利用してもいい制度です。
しかし、会社によっては有給=悪いもの、だと認識されてしまっています。
それは、給料をもらいながら休んでしまうからです。
周りの社員は働いているのに、ひとりだけ休んでしまうというのも、有給休暇が悪者にされてしまう原因ではないでしょうか。
しかし、有給休暇を100%消化するような会社では、そのようなギスギスしたこともありません。
むしろ、消化しないと怒られてしまう場合もあります。
ただ、現在でも有給を進んで消化させるような会社は、そこまで多くないのも事実です。
悪質な場合は、絶対に使わせてくれませんし、もし休暇を取った場合は、欠勤扱いにされてしまいます。
社員食堂がある
大企業クラスになると、ビルごと会社なんてことは当たり前です。
そして、1フロア全てが社員食堂になっていることも。
もちろん、社員全員が利用できる食堂のため、弁当を作って持ってくるなんてことをしなくていいわけです。
そして、外にいって並んで食べなくていいというメリットがあります。
さらに、大手のなかでも昼食代をすべて負担してくれるという、夢のような会社が存在しています。
退職金がある
大企業に関わらず、一部の中小企業では退職金が支給されることがあります。
退職金とは名前の通り、退職したときに支給されるいわばお祝い金のようなものです。
会社ごとに決まりはありますが、3年以上や5年以上勤めることができれば、一定のお金を支給されるというわけです。
長く勤めれば勤めるほど、支給額は大きくなっていきます。
健康的でいられる
会社によっては、スポーツジムなどと契約をして誰でも無料、または一部負担で利用できるようになっています。
とくにオフィスワーク中心の仕事であれば、体力的に衰えて不健康になってしまいます。
しかし、ほとんどのひとは、お金を払ってまでスポーツジムに行くなんて、って思ってしまうのでしょう。
また、お金を払ったとしても、忙しくて通えなくなってしまう場合も。
そこで、会社がスポーツジムの費用を負担してくれるだけでも、利用しやすいといえます。
資格取得制度がある
会社の業務によっては。資格が必要になってくるものがあります。
本来であれば、仕事が終わってから勉強をするかどこかのスクールに通ってやるしかありません。
もちろん、それらに関する費用は自腹です。
ですが、資格取得制度のある会社では、自腹ではなく会社負担で資格取得ができる場合があります。
ですから、お金の心配をすることもありません。
しかも、会社から費用を負担されているというプレッシャーもあるため、さぼることができません。
働きやすい会社で勤めるためにやるべきこと
なかなか今働いている会社で、待遇の改善をしようと思っても、非常に難しいものです。
では、働きやすい会社に属するためには、どのようなことをすればいいのでしょうか。
今いるスキルを確実なものにする
今いる会社が、働きにくいと思ったのであれば、やはり次のステップに進まなければなりません。
つまり、今より待遇のいいところへ転職することがいちばんの近道です。
ですが、転職のほとんどは今より待遇が良くなることなんてありません。
それは、自分の能力が認められていないからです。
とくに転職の場合は、入社日から即戦力として会社に貢献できればベストです。
ですから、しばらくは今の会社で経験を積むことが重要です。
3年も5年も続けることができれば、ある程度の能力があるとみなされることでしょう。
転職エージェントを利用する
実は転職エージェントは、基本的に年収の交渉や待遇の確認をしてくれる場合がほとんどです。
ハローワークや転職サイトでは、年収や待遇を自分で確認するしかありませんし、そもそもそれが真実なのかを知る由もありません。
ですが、転職エージェントに登録しておき面談を済ませておくだけで、さまざまな提案をしてくれます。
もし転職をするのであれば、何かしらの希望があるはず。
年収をアップさせたいのか、待遇をよくしたいのか。
それらをすべて叶えることは難しいですが、転職エージェントも可能な限り対応してくれますし、企業へ交渉もしてくれることでしょう。
まとめ
好景気になっているはずですが、なかなか働きやすい会社というものは、まだまだ少ないように思えてしまいます。
ですから、転職するひとが増え活気づいている今、この会社で働き続けるべきか、転職をするべきなのかを考える余地があるのではないでしょうか。
またいつどこで不景気になり、転職が難しくなってしまうこともあります。
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