子どもたちは手遊びが大好きです。手遊びは楽しいだけでなく、リズム感や表現力を養う効果もあります。
手遊びはたくさんありますが、その中でも子どもたちに人気のある定番の手遊びを7つまとめました。手遊びがもっと楽しくなるアレンジの仕方も紹介していますので、手遊びを覚えたい保育士の方はぜひ参考にしてください。
Contents
手遊びはいつでもどこでもできる遊び
基本的に、手遊びでは道具を使いません。手だけで遊べるので広い場所も必要なく、いつでもどこでもできる遊びです。
子どもは体を動かすのが好きですが、教室の中など走り回れない場所もありますよね。そんな時は手遊びが効果的で、先生の真似をして手を動かすのは子どもにとって楽しい時間です。
手遊びのレパートリーがひとつだけだと子どもは飽きてしまうので、複数の手遊びを覚えて子どもの興味を引きつけましょう。
子どもに人気の手遊び7選
ひげじいさん
子どもの時に「ひげじいさん」の手遊びをした記憶のある方は多いのではないでしょうか? 手遊びの定番中の定番で、昔から親しまれている手遊びです。
「トントントントン♪」のリズムに乗せて拳を上下交互に入れ替えていきます。「トントントントン」に続いて、「ひげじいさん」「こぶじいさん」「てんぐさん」「めがねさん」というように人や物を表現していくだけの簡単な遊びです。
アレンジのしやすい手遊びで、「ひげじいさん」の部分を「アンパンマン」「ドラえもん」「ミッキーさん」など、キャラクターを当てはめることもできます。「ひげじいさん」よりもアニメキャラの方が子どもは喜ぶでしょうね♪
ドラえもんにアレンジするなら、手をグーにして「ドラえもん」、「めがねさん」の部分を「のび太くん」、力こぶで「ジャイアンくん」、両手をおでこにあてて「スネ夫くん(髪型)」を表現してみてください。
グーチョキパーでなにつくろう
グー・チョキ・パーの3つを組み合わせ、動物や生き物を表現する手遊びです。最初は両手を同じ形にして、子どもたちが慣れてきたら片方ずつ違う形の表現をしてみましょう。
グー・チョキ・パーで物や食べ物も表現できるので、バリエーションは幅広いです。たとえば、チョキとパーでラーメン(うどん)をすする動作、パーとパーで手裏剣を投げる忍者、グーとグーで雪だるまなどを表現できます。
グー・チョキ・パーで何が作れるか、子どもたちと一緒に考えるのも楽しいかもしれませんね♪
こぶたぬきつねこ
「こぶた」「たぬき」「きつね」「ねこ」と、しりとりをしながらそれぞれの動物を表現する手遊びです。簡単な手遊びなので、子どもたちもすぐに覚えられます。
しりとりにこだわるとアレンジが難しいので、あまり気にしなくていいかもしれませんね。「ガオー(ライオン)」「パオーン(ぞうさん)」「ピョンピョン(うさぎ)」「モグモグ(りす)」など、鳴き声や擬音語などで別バージョンを作ってみてください。
幸せなら手をたたこう
アメリカ民謡に日本語の歌をつけた手遊びです。坂本九が歌ってヒットしたことでも知られています。
「幸せなら手をたたこう♪」をベースに、「手をたたこう」「足ならそう」「肩たたこう」「ほっぺたたこう」と体のいろんな部位を叩いたり鳴らしたりしていく遊びです。「ウインクしよう」「腕をふろう」「ジャンプしよう」など、動作を取り入れるとバリエーションが増えます。
手をたたきましょう
こちらは「幸せなら手をたたこう」と似た手遊びですが、「笑いましょう(ワッハッハ)」「怒りましょう(ウンウンウン)」「泣きましょう(エンエンエン)」と感情を表現する動作があるのが特徴です。
※「怒りましょう」は「プンプンプン」でも構いません。
アレンジのしにくい手遊びですが、「笑いましょう」の時は笑顔に、「怒りましょう」の時は怒り顔に、「泣きましょう」の時は泣き顔をするなど、動きに合わせて表情を変えるのがポイントです。
やさいのうた
「トマトはトントントン」「キャベツはキャッキャッキャ」「キュウリはキュッキュッキュ」「カボチャはチャッチャッチャ」といったように、野菜の頭文字か語尾を繰り返すだけの簡単な手遊びです。縛りが少ない手遊びなので、アレンジがしやすいかと思います。
たとえば、「ゴボウはゴッゴッゴッ」「モヤシはモッモッモッ」「パセリはパッパッパッ」「レタスはスッスッスッ」といった感じでアレンジしてみてください。野菜に限らず、果物やその他の食べ物でもいいですね。
大きなくりの木の下で
歌詞と動作が決まっているので単調ですが、年少の子どもでも覚えやすい手遊びです。体を大きく動かすので楽しく遊べます。
子どもたちが動きに慣れてきたら、徐々にスピードを上げてみましょう。「ついてこれるかな?」と、子どもたちにチャレンジさせてみてください。
手遊びをアレンジしてみよう
手遊びの基本型を覚えたら、どんどんアレンジしてみましょう。子どもたちが好きそうなアニメのキャラを取り入れるとウケがいいです。
ドラえもん、アンパンマン、ミッキーマウスなどは手で表現しやすいので、手遊びのアレンジに向いています。ピカチュウ(拳でほっぺたを表現)やジバニャン(手のひらで腹巻きを表現)を取り入れるのも面白いかもしれませんね。
おわりに
手遊びは昔から親しまれているものが多く、子どもたちに伝えるという意味もあります。子どもたちが大きくなったら、その子どもに教えることで手遊びは何世代にも渡って遊び継がれることでしょう。
今回紹介した以外にも、まだまだ手遊びはありますので、子どもたちに楽しんで遊んでもらうために、たくさん覚えてみてくださいね。
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