ひとはもちろん、経験やスキルによって仕事のスピードは変わるものです。
ですが、あまりにも自分が思っている以上に、仕事のスピードが遅いと気にしているひとは、かなりの割合で存在しているのではないでしょうか。
それは、誰かに注意されることで余計にそう思ってしまいます。
ですが、仕事のスピード感はそのひとが感じているもの。
つまり、ひとそれぞれ感じかたがちがうというわけです。
そこで、仕事のスピードが遅くなる理由と、さらに仕事のスピードをアップさせる効率の良い方法を考えていきましょう。
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仕事のスピード感が遅いとダメな訳とは
上司や先輩から、突然仕事が遅い、なんて注意をされたことはないでしょうか。
自分では一生懸命やっているはずなのに、注意をされてしまうとテンションは下がってしまいます。
では、なぜ仕事でスピード感を求められてしまうのでしょうか。
1分1秒も無駄にはできない
たとえ、アルバイトだったとしても、働いた分だけ給料が入るというのは、誰にでもわかることではないでしょうか。
それは社員にだって当てはまります。
社員は時給ではないにせよ、毎月決まった金額が振り込まれます。
ですから、仕事をしている以上は、ノロノロとしてしまっては人件費だけかかってしまい、雇い損になってしまうというわけです。
とくに正社員は、何かしらの利益を生みだすことが期待されています。
それは経営につながる利益なのか、仕事の効率化なのか。
会社に貢献できるものであれば、何でも構いません。
ゴールがあり、そこにたどり着くまでに時間がかかってしまうのは、そこまで問題ないといえます。
逆にゴールもなく、無駄にダラダラと1日を過ごしていては、絶対的に注意されてしまいます。
仕事にやる気がないとみなされることも
当たり前ですが、明らかに仕事のスピード感がない場合は、やる気がないとみなされてしまい、怒られて評価が下がってしまいます。
たとえ不器用だったとしても、一生懸命仕事をしていれば、それは伝わるものです。
しかし、それが伝わらないということは、致命的ともいえます。
仕事にやる気がないと思われてしまうと、仕事そのものを与えられなくなり、しまいには退職勧告までされてしまう可能性もあります。
大企業で、ひとりくらいそういうひとがいても支障がない場合はいいですが。
日本の企業の大半は、中小零細企業のため、スピードが遅くて役に立たない社員をいつまでも置いておくわけにはいきません。
ホウレンソウがまったくできない
ホウレンソウとは、報告・連絡・相談の略です。
このホウレンソウが苦手なひとは、仕事のスピードが遅いという特徴があります。
それはどういうことか。
仕事のスピードが遅いひとは、いろいろな仕事を自分で抱えためこんでしまうことがあります。
先輩や上司に、確認すればいいのにも関わらず、面倒がってそれをやろうとしないわけです。
もし、なにか頼まれて業務をしているのでしたら、上司からすれば、とくに気になることでしょう。
報告も連絡も相談もない、なんてことになるとスピードが遅いと思われてしまいます。
そうならないためには、やはりこまめにホウレンソウを行うことが、重要といえるのではないでしょうか。
質問したことで怒られることより、放置した後で怒られるほうがよっぽど痛いです。
仕事のスピードが遅いひとは周囲を気にしない
もし、同じ業務を同じ時間にスタートしたとしたら、どうでしょうか。
ほとんどのひとは、同時に終わるか多少前後して終わることでしょう。
しかし、周りを気にしないひとは、とてもマイペースです。
周りが仕事を終了しているにも関わらず、自分だけノロノロとしてしまっては、周りからダメな奴というレッテルを、はられてしまう可能性もあるでしょう。
仕事に期限を決めない
仕事をするにあたって、期限をもうけるのは当たり前のことではないでしょうか。
なぜなら、たったひとつのことで何カ月もかかってしまっては、仕事の意味をなくしてしまうから。
そこで、期限を決めておけば、それまでにやらなければならないこともわかりますし、間に合うように調整するはずです。
しかし仕事のスピード感がないひとは、仕事の期限を決めようとしません。
決められたことによって、守られなかったときのリスクを考えてしまうのでしょう。
結果的に、1時間で終わる仕事さえも1日かけてやってしまう、ということになるわけです。
なんでもかんでも後回しにしてしまう
仕事を進める際に、嫌なことをなんでも後回しにしてしまうことはないでしょうか。
それがどんどんたまっていくと、自分のキャパがオーバーしてしまい、手が付けられなくなってしまいます。
つまり、仕事を後回しにしすぎてしまうと、本来やらなければならないこともスピードが落ちてしまい、グダグダになってしまうことでしょう。
あえて、嫌なことは先に終わらせて、比較的楽な仕事は後にしておくことで、余裕を持った行動をとることができます。
仕事のスピード感を飛躍的にアップさせる方法
仕事のスピード感が遅ければ遅いほど、評価は下がっていくものです。
とはいっても、むやみにスピードアップをしては、ミスが増えますし余計にダメになってしまいます。
そこで、仕事のスピード感を確実に、そして飛躍的にアップするためには何が必要なのでしょうか。
悩んだらとにかく質問する
まずは、仕事でなにか悩んでしまった場合は、すぐに質問することが重要です。
もちろん、自分で考えることも重要ですが、ある程度時間がたっても解決しないのであればすぐに質問するべきです。
そうすることで、無駄に悩んでしまうであろう時間を短縮でき、さらに仕事もはやく進めることができる、というわけです。
ただ、質問する相手を選ばなければなりません。
聞きやすい同僚に行ってしまいがちですが、なるべく直属の上司に質問するようにしましょう。
そうすることで、上司も何が解っていないのかを理解することができます。
こまめにメモを取ること
仕事はいちどに覚えることはできません。
そのため、こまめにメモをとっていればある程度解決できるといえます。
人間は、なにかを覚えることでなにかを忘れてしまうもの。
もし、重要なことを忘れてしまった際に上司や先輩に質問するのは、なかなか難しいといえるでしょう。
しかし、事前に大事なことをメモに残しておくだけで、仕事もスムーズにいきます。
つまり、わからないことで悩まなくていいため、仕事のスピードがアップするというわけです。
迷わずにとにかく進むこと
仕事をする際に、何か新しいことをすれば必ず立ち止まってしまうことでしょう。
それは、見えない結果があるからこそ、考えてしまうというわけです。
しかし、ある意味何も考えずに、とにかくチャレンジしてみようという意思をもつことも重要です。
もちろん失敗することもありますが、それを失敗ととらえずに、次へのステップへと向かうことができます。
まとめ
仕事でスピードを上げることは、そう難しくはありません。
自分自身の意思次第です。
ですから、仕事でスピード力を上げることができれば、おのずと周りからの評価もたかくなりますし、いいことばかりが待っているということです。
全力で仕事と向き合い、スピード感をもって仕事をしてみてはいかがでしょうか。
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