入社した当初は、どんなことでも新鮮に思え、集中力は極限まで高められています。
しかし、ある程度慣れてくると、気がゆるんでしまい結果的に仕事に集中できなくなってしまう人はどれだけいるのでしょうか。
慣れとは怖いものです。
仕事に集中できないのはあまりよくありません。
とくにわずかな不注意で、大事故になってしまうような仕事であればなおさらです。
では、なぜ仕事で気がゆるんでしまうのか。
仕事に集中するためには、何をするべきなのかを見ていきましょう。
Contents
仕事に集中できない原因を探ってみよう
仕事にやる気はあっても、全然集中できない。
そんな悩みを抱えている人は、かなりいるのではないでしょうか。
実は、集中力が低下してしまうのは、脳が拒絶反応を起こしているからといわれています。
それはどういうことか。
脳科学の話になってしまいますが、脳は同じ場所を使い続けると防御態勢をとってしまうという特徴があります。
つまり、脳から「使いすぎですよ」という見えないシグナルをだしているということです。
例えば、ランニングをしたとしましょう。
しばらくすると筋肉が悲鳴を上げ、強制的に体が停止してしまうのはだれもが体験したことがあるはず。
当然そうなれば、体を動かすのもしんどいですし、翌日まで持ち越してしまいます。
それが脳にも起こるというわけです。
仕事で脳の同じ場所を使いすぎると、悲鳴を上げてしまうため、集中力が欠落してしまいます。
仕事に慣れてしまった
仕事の慣れのせいで集中できないというのは、脳の同じ場所を使い続けたから起きてしまうことです。
ですから、なにか新しいことをやり続けることが重要です。
どんなささいなことでも構いません。
小さな目標をたて、それにむかって仕事を組み立てることで、今まで使っていなかった脳の一部を活性化させることができます。
新しいことをして別な脳を動かすことができれば、脳自身も慣れというものが消え、集中するように指示をだします。
睡眠不足が集中できない原因
これは、脳以前の問題といえるのではないでしょうか。
それは睡眠不足によって起こりえる、集中力の欠落です。
仕事より眠さが勝ってしまうのは、誰にでもあること。
しかし、そうなってしまうと次第に意識がもうろうとして目が閉じ、やがて頭からガクンと落ちてしまうことでしょう。
それを周りに見られてしまうと、怒られてしまいますし、信頼もなくなってしまうことでしょう。
わかっているとはいえ、可能な限りはやく睡眠を取ることが重要です。
6時間睡眠で眠いと思うのであれば、7時間寝る努力をしましょう。
また、お昼時に眠気がすさまじいのであれば、昼食を取らないという選択肢もあります。
糖分を摂取したことによって、眠気が一気に襲ってきます。
これは、昼食を食べたことによって起きる現象です。
つまり、食べなければ極端な話、眠気は回避できるということです。
ただ、本来は昼食を食べるべきです。
腹八分とまではいきませんが、ほどほどに昼食をとるようにしましょう。
適度な休憩をとっていない
仕事に集中できないのは、適度な休憩をとっていないからともいえます。
ひとは、疲労がたまればたまるほど、休みたくなる生き物です。
真面目なひとほど、休憩もせずコツコツと仕事に取り組んでいます。
しかし、それが毎日続けばやがて疲労度も最高潮に。
そうなってしまうと、仕事をしながら疲労を感じなければなりません。
ですから、仕事に集中することができなくなってしまいます。
1時間にいちど、たったの1分でもいいですから、休憩を取ることである程度回復することができるでしょう。
もしそれが難しいようであれば、その場から少しだけ移動するのも効果的です。
ただし、頻繁に移動しすぎるとサボっているように見られてしまうため、注意が必要です。
運動不足も集中力が欠けてしまう原因
運動不足と集中力は、とても遠いキーワードのように思えてしまうのではないでしょうか。
実は、この2つはとても近しいものだといえます。
運動をまったくしていないと、良質な睡眠がとれなくなるといわれています。
それは、運動することで発生するドーパミンが不足してしまうことで、血流が悪くなってしまうからです。
血の流れが悪くなるということは、脳にも影響を与えてしまうわけです。
意外かもしれませんが、運動不足を解消するだけでも集中力は戻ってくるといえるでしょう。
ただ、激しい運動をする必要はありません。
軽くランニングをするだけでも、問題ありません。
また、時間に余裕があればトレーニングジムなどに通い、基礎体力の向上や健康に目を向けてみてはいかがでしょうか。
仕事で集中力を取り戻すためにやるべきこと
仕事中に集中力を取り戻すためには、何が必要か。
ケース別で見ていきましょう。
少しでも昼寝タイムをつくる
こまめな休憩以上に大切なこと。
それは睡眠をとることではないでしょうか。
もちろん、夜に寝るのではありません。
寝るのは休憩中です。
昼食後のほんの数分でも構いません。
目を閉じているだけでも、眠気がある程度リセットされるため、お昼以降も快適にスタートできるといっても過言ではありません。
ただし、30分以上寝てしまうと逆によくありません。
完全にスイッチがはいってしまったことで、予定通り起きれなくなってしまう可能性があります。
また、お昼に寝すぎてしまったせいで、夜になかなか眠れなくなってしまうことでしょう。
ですから、最大でも20分くらいの仮眠をすることで、仕事に集中できるはずです。
こまめに水分を摂取する
ひとは食べ物以上に、水分が大切です。
どんなに忙しいといって、水分を取らないのはよくありません。
そこで、おすすめなのはカフェインが配合されているドリンクを飲むようにしましょう。
たとえば、コーヒーやお茶、紅茶など。
カフェインのおかげで、目が覚めますし、仕事も効率よく進めることができるでしょう。
目標をつくり達成できれば褒美を
仕事に集中するためには、何かしらの目標が必要です。
完全にルーティンワークになってしまうと、新鮮なことではなくなり、集中できなくなってしまいます。
小さなことでもいいので、目標を決め一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
もちろん、達成をすれば小さなご褒美を自分にあげるのも手です。
顔を洗ってみる
眠気が襲ってくると、仕事に集中できなくなってしまいます。
無意識のうちに落ちてしまうギリギリで、なんとか耐えきっているひとは沢山いるのではないでしょうか。
そこで、冷水で顔を洗ってみてはいかがでしょうか。
体との温度差がある冷水をあたえることで、ちょっとした興奮作用が発生します。
当然、いっきに目が覚めるためおすすめの方法といえます。
また、刺激の強い目薬をさすことも有効だといえます。
目薬はいつでも携帯できますし、その場でさしても誰からも文句はいわれないでしょう。
まとめ
仕事に集中できなくなるということは、脳が拒絶反応を起こしている証拠です。
ですから、常に新しいことをして、仕事に集中できるような環境にすることが重要といえます。
また、適度に休憩をとったり、ドリンクを飲むようなささいな行動をとるだけでも、脳がリセットされ仕事に集中することができます。
仕事の効率を考えるのであれば、このような方法をとって進めることをおすすめします。
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