保育士の派遣料金が上昇している。専門派遣会社では前年同期に比べて5%高くなった。都市部を中心に自治体による認可や認証保育所に加え、国の支援を受けて企業が運営する「企業主導型保育所」が増え、保育士が不足しているためだ。
派遣料金は人材派遣会社が派遣先から受け取る料金。派遣料金のうち7割が社員の時給となる。保育士を派遣するセントメディア(東京・新宿)の1月の料金は東京23区で1時間2140円と前年同月比5%高い。保育士や介護などに特化した派遣会社のニッソーネット(大阪市)も2017年末の関東地域の平均が16年末比5%上がった。
保育士数が足りていない。求人広告大手のエン・ジャパンの「エン派遣」が扱う保育士の1月の求人掲載件数が前年同月の2.2倍となった。
総務省によると、派遣形態での就労者は全国に134万人いるが、保育士は1%未満とされる。
一方、待機児童の増加を背景に保育所数は増えている。厚生労働省の調査では、17年4月時点の保育所数は全国約3万2800カ所。16年比で約1900カ所増えた。企業主導型保育所の増設が目立つ。セントメディアでは17年の企業などへの派遣件数が16年より5割増えたという。新年度から受け入れ数を増やしたい認可や認証保育所も人員確保を急いでいる。
記事引用元 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2726111022022018QM8000/
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