子供が生まれると、ママやパパは2人だけの時間を持つことが難しくなりますよね。
赤ちゃんは、言葉を話せないので意思表示を泣いたり笑ったり声を出したりしてするので、赤ちゃんの気持を上手く汲み取ってあげなければいけません。
自分自身のことも、まだ出来ないですからママやパパが常にお世話をしてあげないと生活できません。
赤ちゃんの意思表示として、「夜泣き」をすることもあるでしょう。
私達大人と、赤ちゃんの生活リズムは違いますからママやパパが眠る時間に子どもも眠るとは限りません。
ですが、人間の三大欲求の一つである睡眠時間を満足にとれないと、ママやパパは次の日の家事や仕事がキツくなります。
家族を困らそうと思って赤ちゃんのワガママで、夜泣きをしているわけではないんですね。
今回は、赤ちゃんの夜泣きの理由やその原因と対策などについてご紹介していきます。
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そもそもなぜ赤ちゃんは夜泣きをするの?
赤ちゃんは、自分の言葉で今何を思っているのか気持ちを伝えることは出来ません。
ですから、「泣く」という行動をすることで何かの不快な気持ちをママやパパにアピールしているのです。
赤ちゃんが生活していく上で、この泣くという行動は必要不可欠なことなんです。
そして、泣くという行為は夜の時間帯でも起きることがあり、それが夜泣きの原因となっていることもあります。
そもそも、新生児が日常的に泣いたり夜泣きをするというのはどこの家庭でも起きていて、成長過程の一環として当たり前のことなんです。
なので、我が子が突然、夜泣きをするようになってしまい、なかなか治らないと悩んでしまっているママやパパは多いですが別におかしいことではありません。
ただ、赤ちゃんがハッピーな気持ちでいたり何らかの不快感を感じていない時は、泣くという行動はしないでしょう。
夜泣きをするということは、何らかの嫌な感覚が子供の身に起きているはずですので、ママやパパはそれが我が子の何のサインなのか気持ちを上手く汲み取ってあげることが大切です。
赤ちゃんの夜泣き対策について
赤ちゃんが夜泣きをするのは、自分に何らかの不快感が生じているからするものですが子供の都合によるもの以外に、父親・母親の生活環境やわが子との過ごし方など外部要因も関係してきます。
例えば、ママやパパがお昼寝をしようと思って、赤ちゃんも無理やり一緒に寝かしつけたりすると、お昼寝をたっぷりした子供は夜に眠たくならない場合があります。
よく夜泣きをする子どもがいて困っている家庭は、ママやパパと何でも同じ行動を我が子に押し付けていませんか。
赤ちゃんには、赤ちゃんの生活リズムや睡眠リズムがありますから、大人と同じだと考えないようにしましょう。
そして、赤ちゃんの夜泣きを改善させたい場合は以下のような対策をおすすめします。
早起きさせる
新生児は、まだ体内時計が未発達なので朝・昼・晩の時間帯でどのような行動をするのが最適なのかをわかっていません。
大人の私達であれば、夜の時間帯はリラックスして眠る時間だと理解できますが、子供は成長過程なので体内時計が整うまでには時間がかかります。
赤ちゃんの頃から、昼夜のリズムが付きやすいように規則正しい生活を共にすることが夜泣きを減らす為に大切です。
夜中に、いつまでもダラダラと過ごさせるよりかは「早寝早起きをさせる」ことで、規則正しい生活に慣れていくでしょう。
はやい時間のお昼寝を辞める
ママやパパと、赤ちゃんの体内時計や生活リズムに違いがあるとお伝えしました。
ですから、日中に子供が昼寝をしたそうにしていたら邪魔をせずにお昼寝をさせてあげましょう。
あまり長時間、お昼寝をさせ続けると今度は夜に自然な眠気を感じにくくなり、眠たくならなかったり眠りが浅くなったりして夜泣きの原因になります。
お昼寝をさせることは、全然問題ありませんが早い時間のお昼寝は辞めた方が良いでしょう。
できるだけ、日中は赤ちゃんに運動をさせエネルギーを消費させてあげれば夜には自然と眠気が出てきやすいので、夜泣きをせずにグッスリと眠ってくれる事が多いです。
泣き疲れるまで泣かせる
赤ちゃんは、泣くという行動が当たり前ですから泣いているのを無理矢理止めたり叱ったりしてはいけません。
声を出して思いっきり泣かせてあげることで、我が子のストレスを開放してあげることに繋がったりエネルギーの消費で夜には疲れ切って気持ちよく眠ってくれることがあります。
なので、新生児が泣いていたら「泣き疲れるまでトコトン泣かせてあげる」ということが大事です。
ただし、外出先で大声で赤ちゃんを泣かせっぱなしですと、周囲の人たちも迷惑がかかるのでTPOに合わせた対応が必要です。
自宅であれば、日中の時間帯でしたら赤ちゃんが泣き疲れるまで泣かせてあげても、泣くという行為は当たり前のことですので問題はないでしょう。
音楽で泣き止ませる
赤ちゃんは、ママのお腹の中にいる時間がありますよね。
ママのお腹の中から、子供の意識はあると言われています。
なので、生活音を聞いたり音楽を聴いたりもしています。
赤ちゃんは、ママのお腹の中で聞いた音と似た音を聞くと安心して泣き止むことが立証されていますから、ママが好きな音楽を聴いていたら、その曲を聴くことでリラックスして泣かなくなることもあります・
妊娠中に自宅で、家族がクラシックを聴いていたら、赤ちゃんもクラシックを聴くことで気持ちが落ち着くようになったりですね。
夜泣き対策として、「音楽で泣き止ませる」ということも効果的です。
リラックスさせる
我が子が、夜泣きをする原因として何らかの不快感を感じているからなのは間違いないですが、それは各家庭ごとに赤ちゃん自身の状態が違うので明確にコレだとは断定できません。
オムツが気持ち悪いと感じていたり、お腹が空いているなど色々あります。
まずは、ママやパパは赤ちゃんの夜泣きを止める為に「リラックスさせてあげる」ということが大切です。
子供を抱っこしてあげたり、あやしてあげたりして赤ちゃんの気分を変えてあげましょう。
ルーティンを作る
毎日、規則正しい生活をママやパパと赤ちゃんと一緒にすることで夜泣きをする頻度が減ったり治ったりすることもありますが、「ルーティーンを作る」ということも意識すると良いでしょう。
例えば、子供と一緒に眠る60分までに、我が子と一緒にお風呂に入ったり、毎晩、食事の時間に子供が好きなテレビ番組を流してあげるなど、ルーティーン化することで、赤ちゃんはそろそろ眠る時間だなと身体で覚えていきます。
泣いている理由を知る
赤ちゃんが泣く行動をするのは、何らかの不快感を感じているわけですから一番早く泣き止ませる為にはまず「泣いている理由を知る」ということが大切です。
我が子に、一日中同じオムツをさせていたら排泄部が溜まっていて、そのことに不快感を覚えた子供が泣いているかもしれません。
赤ちゃんが、体調不良になっていて嫌悪感が出ている場合もありますし、その原因は人それぞれ違いますからママやパパが我が子の体調や行動を観察してみてください。
赤ちゃんの夜泣きは期間限定!
どこの家庭でも、赤ちゃんの夜泣きは起きているものですが多くの子供が期間限定です。
生後3ヶ月から生後1年半位に、夜泣きが起きやすいと言われています。
新生児によっては、夜泣きを全然しない子もいるので夜泣きをするからおかしいとか、逆に夜泣きを全くしないからおかしいというのはありません。
赤ちゃんの夜泣きは、体内時計や脳の構造がまだ成長段階なので仕方のないことです。
多くの赤ちゃんは、成長するに従って徐々に夜泣きをする頻度が減ったり完治しているので、ママやパパは夜泣きは期間限定なものと思って一生懸命に愛情を持って支えてあげましょう。
夜泣き対策のまとめ
赤ちゃんの夜泣きは、生まれてから3ヶ月から生後1年半ほどの間で起きやすいと言われています。
夜泣きをする行動は、どこの家庭の子供でも同じ道を通ってきていますから全然おかしいことではありません。
ママやパパは無理矢理、我が子の夜泣きを止めさせたりはしないようにしましょう。
まずは、赤ちゃんが泣いている原因を追求しながら、ご家庭に合った夜泣き対策を実践されてください。
この記事の監修は
保育のせかい キャリアコンサルタント
大畑 はるか
現役の保育士としても活躍中。
自身の経験を活かして、求職者に寄り添った手厚いサポートに定評がある。
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