学生のときを考えると、非常に楽しかった思い出ばかりが思い浮かんでくるのではないでしょうか。
それが、いきなり社会人になるとガラリとかわり、とまどってしまう人も少なくないはず。
学生とは違い、働くこととそれに伴う給料を手に入れることができるため、その分の苦労は欠かせません。
つまり、仕事は学生の時のように楽しくないことばかり、というわけです。
では、なぜ仕事が楽しくないのか。
また、仕事を楽しくするためには何をするべきなのかを、一緒に考えていきましょう。
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学生のときと社会人とはやることが全く違う
みなさんも、社会人であればそれ以前に学生生活を過ごしてきたのではないでしょうか。
もちろん、勉強が嫌いだったとしても夕方には帰れますし、なにより友達がいるから少なくとも楽しいと思えていたはず。
しかし、学校を卒業し社会人になったと同時に、それがなくなってしまうというわけです。
それは、ひととして、そして社会人として乗り越えなければならない最初の壁ではないでしょうか。
それは、働いた対価として給料を手に入れることができるからです。
学校の中ではいくら勉強を頑張ったとしても、テストで100点を取ったとしても、1円すら手に入れることができません。
仕事をはじめると、給料をもらえるかわりに、社会人としての厳しさや仕事をする難しさを知ることでしょう。
そして、勤めている会社に貢献することで、社会人としての第一歩を踏みだせる、ということです。
また、社会人になると、帰宅時間も遅くなりますし、学生生活とはまるで正反対の環境で過ごすことになるでしょう。
そのギャップが、仕事を楽しめなくなる原因といっても過言ではありません。
誰もが好きで楽しくできる仕事には就けない
当たり前ですが、仕事をしているひと全員が、自分のやりたかった業種や職種に就いているというわけではありません。
当然、やむを得ずその職種についている場合もあります。
それは、収入のことだったり、家族の問題であったり。
また、資格が必要な職種の場合もそうではないでしょうか。
もちろん、理想からかけ離れれば離れるほど、仕事は楽しくないと思えてしまうのも無理はありません。
しかし、20代であれば可能な限り夢や、やりたい仕事に向かっていくべきではないでしょうか。
20代はまだチャンスがありますが、30代になると、チャンスそのものがなくなり選択肢もなくなっていきます。
たとえば、年齢制限で書類選考すらしてくれなかったり、家庭をもってしまうと家族優先になってしまいます。
仕事が楽しいと思えないこととは
そもそも、仕事が楽しくないと思えてしまう理由は、どういうケースがあるのでしょうか。
自分のやりたい仕事ではない
やはり、仕事が楽しくない理由で最も可能性があるのは、自分がやりたい仕事ではないことがあげられます。
たとえば極端な話、弁護士や医者になりたい、と思っても誰もがなれるわけではありません。
また、楽しそうで華がありそうな芸能界などもそうではないでしょうか。
やはり、そういう仕事に就くためには相当の努力が必要ですし、何かしら飛びぬけた能力がないと、ステージに立つことはできません。
弁護士や医者もそう。
楽しくはないかもしれませんが、世間的には印象の良い職種といえます。
これらの職種は、寝る間を惜しんで勉強漬けを何年もできる人間でないと、実現できません。
また、どこかで道を外してしまった結果、絶対にやりたくない仕事をせざるを得ないこともあるでしょう。
そのギャップが大きければ大きいほど、仕事は楽しくないということです。
流れ作業で決まったことしかやらない
仕事が楽しくない理由として、流れ作業で決まったことしかやらないこともあげられます。
とくに、誰にでもできるような仕事だったり、工場のようにひたすら同じことの繰り返しでは、絶望的に楽しいと思えないはずです。
しかし、生活をしていくためには、仕方なくそういう職種を選んでいるひとも多いということです。
頑張りと比例して給料がアップしない
基本的には、決まった固定給で働くのが社会人でもあります。
そのため、いくら頑張ったとしても、すぐに給料に反映されないというデメリットがあります。
ですがもし、その頑張りを評価してもらった結果、賞与や昇給に反映されればいいですが、ほとんどはそうもいきません。
しかも最悪なことに、賞与も昇給も1カ月後や2カ月後にあるわけではありません。
それは、半年後や1年後に成果としてもらえることが多くあります。
もし、評価されても半年後や1年後に、賞与や昇給に反映されなかった場合は、ジェットコースター並みのやる気を失ってしまうことでしょう。
仕事を少しでも楽しくするためにやっておくこととは
では、仕事を少しでも楽しくするためには、なにが必要なのでしょうか。
どんなことでも熱意をもって仕事をする
終身雇用制度が崩壊したとはいえ、1社で長く働きたいとは誰もが思うことではないでしょうか。
つまり、いちど働くと会社に不幸なことが起きない限り、定年まで勤め上げるということです。
いまの年齢にもよりますが、これから20年も30年も働くことを考えれば、惰性で仕事をし続けるのには無理があるでしょう。
ですから、可能な限り1つの仕事にたいして、熱意をもつことが重要といえます。
熱意さえ持てるようになれば、いつの間にか目標ができ、それに集中できるためいいことずくしといえるのではないでしょうか。
たとえば、メジャーリーガーのイチロー選手もそう。
365日トレーニングを行い、毎日同じことを当たり前のようにこなしています。
普通であれば、どこかで休んだり、飽きたりするものですが、彼はそうではありません。
確固たる目標があり、それを実現するために毎日の地味なトレーニングをし続けているというわけです。
仕事もすべて楽しいことや華があるわけではありません。
本当につまらないしやりがいのないものも沢山あることでしょう。
ただ、目標をもち続けることがとても重要です。
誰かに感謝される仕事をする
感謝されると、ひとは非常にうれしいと感じる生き物ではないでしょうか。
むしろ、給料が安かったとしても、ひとの役に立ちたいとおもって仕事をしているケースもあるほどです。
そして、仕事をしている以上、なにかしらひとと接することは多いはず。
従業員もそうですし、お客様もそう。
自分が何かをしたことによって、感謝されるとしたらどうでしょうか。
自分に利益が全くなかったとしても、誰かのために自ら進んで行動しているに違いありません。
それは、たったひとことのありがとう、だけが欲しいために行動するわけです。
やはり、感謝の言葉はお金よりも重いですし、いつまでも心に残るものです。
感謝の言葉をたくさんいただけるような、取り組みをするだけでも、仕事が楽しいと思えてしまうのではないでしょか。
まとめ
正直、仕事なんて楽しいと思えるひとは、ほんのわずかしか存在していないはずです。
ですから、仕方なくだったりイヤイヤ働いているひとの割合は高いといえるでしょう。
それは、表情や行動にもあわられますし、結果的にいいことなんてありません。
そうならないためにも、仕事を楽しくするためにはどうすればいいのかを考え、行動するだけでも全然見えかたが変わってくるのではないでしょうか。
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